2014年5月20日火曜日

効率良くモデリングするためのカスタマイズ

皆さんはショートカットやUIのカスタマイズはされているでしょうか?

今回は3dsMaxのカスタマイズについて書こうと思います。

カスタマイズは特にモデリングをする方にオススメします。その理由ですが、3dsMaxはツールごとでショートカットを分けることが出来ます。例えばマテリアル、UV、カーブエディタ、ポリゴン編集などです。

ツールごとのショートカットは『キーボードショートカット切り替え』のボタンを押すことで動作するんですが、デフォルトのポリゴン編集モディファイヤに登録されてるショートカットが
物凄く使いづらい…!!

■例えばパースビューにしようと思ってPを押すと…


平面化が実行され、ぺちゃんこに…

■マテリアルエディターを出そうと思ってMを押すと…


メッシュスムーズがかかる…

■保存しようと思ってCtrl+Sを押すと…


保存されずソフトセレクションがオンに…
etc…

なのでこのボタンをオフにして使われてる方も多いと思います。ただそれだけでオフにするのはもったいないので、カスタマイズして使いやすくしてみます。

まずカスタマイズをするにはキーボードショートカット切り替えボタンを右クリックします。

右クリックすると次のような画面になります。グループがメインUIと書かれてますが、これがグローバルのショートカッになります。

ここからツールごとのショートカット割り当てをしたい場合はメインUIのプルダウンからそれぞれのメニューにアクセスします。ポリゴン編集を変更したいので、ポリゴン編集の欄にアクセスします。

するとこんな感じでそれぞれどのキーがショートカットに割り当てられてるかが分かります。

この中から不必要なショートカットが割り当てられてるものを選び除去を押すとポリゴン編集時に余計なツールが起動されることが無くなります!

もしくは単純にショートカットを割り当てたい場合はホットキーの欄に任意のキーを入力して割り当てボタンを押すと登録することができます。
私の場合はポリゴン編集メニューは編集可能ポリゴンメニューのショートカットと同じ割り当てにして下記のように変更しています。

・集約(Collapse)…Y
・接続(Connect)…V
・接続設定(ConnectSetting)…Shift+V
・ベベル設定(BevelSetting)…Ctrl+B
・ブリッジ設定(BridgeSetting)…B
・面取り設定(ChamferSetting)…O
・選択からシェイプを作成(CreateShape)…Ctrl+X
・押し出し設定(ExtrudeSetting)…Shift+E
・インセット設定(InsetSetting)…I
・ターゲット連結(TargetWeld)…Ctrl+T
・連結(Weld)…Ctrl+W

これぐらい登録しておくと右側のパネルを見ずにキーを押すだけでモデリングしていくことが出来ると思います。

ちなみにMax2013からマウスタブが出来たので、ここでビュー操作を変更することが出来るようになりました。Mayaや他のソフトから移行してビュー操作がややこしいという方はここを変更すると良いでしょう。

また登録するキーが足りなくなった場合はクアッドメニュータブをカスタマイズするのも有効です。標準の右クリックから出るものやそれに+Alt、+Shift、+Ctrlを足したものを個別で設定出来ます。

最後にMaxの一番の利点であるモディファイヤのカスタマイズですが、モディファイヤリストにはたくさんのモディファイヤが入っており、すぐに見つけるのは難しいかと思われます。

そこでモディファイヤセットというものを使い、モディファイヤを登録しておくことですぐにアクセス出来るようにします。

ちなみに私はこのような感じにしています。
※Clone、QuadChamfer、QuadCapProはプラグインです。


これはセットを作って保存していけば様々なモディファイヤセットを作ることが出来るので、作業によって切り替えることが可能です。

いかがでしたでしょうか?カスタマイズは最初の設定をするのが面倒に感じますが、効率が上がり、ストレス軽減にもなると思います。
一度カスタマイズしてしまえばファイルに書き出して持ち運びが可能なので、したことがないという方は一度試してみてはいかがでしょうか。

はじめまして

このブログでは3dsMax、ZBrushのtipsを主に書いていこうと思います。

『効率的に修正しやすく作る』ということを重視しています。

ここに書く記事が皆様の制作に役立てば幸いです。よろしくお願いします。